嫌な思いをした後に訪れた幸運
ある日、セツに声をかけられ、近所の角屋さんのお宅に一緒に行くことに。角屋夫人に「明日の七夕祭り、信子と
一緒に行ったらどうかしら......」と提案され、戸惑う杏奈。お節介な大人たちにうんざりしますが、言われた通り、七夕祭りへ出かけるのでした。札幌から来たという杏奈に、信子たちは興味しんしん。杏奈の短冊をひょいと取り上げ、杏奈の願いごとである「毎日普通に過ごせますように」を、不思議そうに読み上げます。すると杏奈は、「いいかげん、放っておいてよ!太っちょぶた!」と、言葉を吐き捨てますが、信子は「普通のふりをしても無駄。だってあんたはあんたの通り見えてるんだから!」と言い返します。杏奈はいてもたってもいられず、その場から逃げ出します。入江で一人泣き叫ぶ杏奈。幼い頃の、辛い記憶までがよみがえってくるのでした。
しばらくして立ちあがると、そこに一代のポートが。ボートに乗ってみるものの、突然コントロールを失います。[...]
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[...] 湿っ地屋散にぶつかりそうになったその瞬間、「ロープをこっちに投げて!」の声が。慌ててロープをつかみ、投げる杏奈。なんとか湿っ地屋敷に是い上がりました。ロープを投げたのは、あの夢に出てきた金髪の少女。杏奈は、思わず「あなたは本当の人間?」と尋ねます。「夢じゃないわ」とやさきしく答えるマーニー。そして「あたしどうしてもあなたと知り合いになりたいの」と。出会って間もない2人でしたが、「あたしたちのことは秘密よ、永久に!」と、手と手をとりあうのでした。
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